優しい男に振られる女の3つの傾向 〜優しい男に振られる女〜
優しい男性が別れ話を切り出すのはいつも突然です。別れを決断するその直前まで、彼女のことを大切にしようとするからです。それゆえ(別れの)危険予知は極めて難しいものになります。ですが、その前兆はあったはずです。優しい男性は(言葉にはしませんが)ハッキリとその前兆を示します。にもかかわらず、「優しい男性が好き」という女性ほど、不思議とその前兆に気づくことができないのです。
優しい男に振られる女の3つの傾向
優しい男性とつき合って得られる最大のメリットは安心感です。しかし、実はその安心感こそが"最大のくせもの"なのです。彼に対する思いやりを忘れ、愛されている快感にしか意識が向かなくなったとき、その安心感は油断へと変化していくのです。
ある程度の経験を積んでも、なお"クールな男性が好き・ツンデレ男が好き"な女性であれば不思議と犯すことのないこれらの失敗を、"優しい男性が好き"な女性は犯してしまうのです。
- 愛情表現不足
- 甘え過ぎ(自分勝手やワガママ)
- 無償の愛への幻想
愛情表現不足
「2.優しい男が別れを意識するとき」でも触れましたが、愛されている快感に酔いしれてしまい、ついつい自分から相手に愛情表現するのを忘れてしまいます。安心感からくる"危機感のなさ"から油断が生じてしまうのです。
なぜなら、男性脳と女性脳の研究から、男性よりも女性の方が言語能力が高いからです。(※これは一般的な傾向であって個人差もあります。)
もう少し詳しく説明すると、感情を司る〔つかさどる〕右脳と思考を司る左脳とを繋ぐ"脳幹"が、男性よりも女性の方が太い傾向があり、脳幹が太い女性は、いったん左脳(思考)に入ってきた"愛情表現の言葉"がスムーズに右脳(感情)に送られるため、言葉のみで満足感を得られやすい傾向があります。
一方、脳幹が細い男性は、たとえ言葉で愛情表現されても、右脳(感情)へ送られるまでのタイムラグがあり、その間に左脳(思考)で、(どうせ口だけでしょ?)とか(たぶんリップサービスだろうな。)
といった"左脳による判断(取捨選択)"が加わるため、言葉による愛情表現を受け流してしまう傾向が強いのです。
だから、一度 疑念を持ってしまった男性に対しては態度や行動による愛情表現が不可欠なのです。すべて彼まかせで積極性に欠ける態度が、優しい彼氏との関係において"命取り"になるのは、男女の脳の違いからも説明できるのです。
彼の心が離れてしまってからでは、もはや言葉でどんなに愛情表現しても無意味です。(言葉と態度が違うし...)と思われてしまうだけです。あなたからの「積極的な行動」や「心を込めた態度」で挽回するしかありません。
甘え過ぎ(自分勝手・わがまま)
どんなに甘えても、どんなにワガママを言っても、優しい彼氏があなたを許してくれること自体に喜びを感じていませんか? まるでお姫様にでもなったような気分にさせてくれる優しい彼氏が、とても素敵に映っているのかもしれませんね。まるで「白馬の王子さま」のように...。
ですが、こういった"シンデレラ・コンプレックス"に満ちた感情にいつまでも浸っていると、優しい彼氏の心はいつか遠ざかってしまいます。
(この子は"愛される快感"が好きなだけであって、俺のことが好きなわけじゃないんだろうな...。)
...彼の脳裏にこんな言葉が浮かんでからでは遅すぎます。
自分勝手は絶対にダメです。多少のワガママは良いかもしれませんが、自分がワガママを言った分だけ、彼氏に優しくしたり、積極的に思いやりのある言動をとる必要があるのです。
無償の愛への幻想
愛されている快感に酔いしれて「愛情表現不足」になることも、お姫さま気分で「自分勝手な言動やワガママを繰り返す」ことも、元をただせば「彼は自分に無限の愛情を注いでくれる存在である」といった"誤った認識"を持ってしまったことが原因です。つまり、優しい彼氏に"無償の愛"を期待しているのです。
優しい男性だって、あなたと同じように「(心の底では)恋人からの愛情が欲しい」と思っています。にもかかわらず、勝手に"無償の愛の持ち主(=理想像)"を当てはめてしまい、ひたすらそう思い込んでいるのです。その結果、つき合い始めの頃に多かれ少なかれ抱いていた「本当の彼を知りたい」という欲求が麻痺してしまうのです。
「恋は謎めいている方が刺激的」とよく言われますが、これは(相手のことをもっとよく知りたい)という欲求が刺激されるからです。決して(相手のことが分からない方が良い)という意味ではありません。自分の理想像を勝手に相手に当てはめて自分だけの幸福感に酔いしれているようでは、優しい彼氏から突然の別れ話が出るのは時間の問題でしょう。
優しい彼氏が別れを切り出してくる前兆
優しい彼氏が別れを切り出してくるときには、必ずその前兆があります。前兆が表われたときには、すでにほとんど"手遅れに近い"のですが、それでもまだ出来ることは残っています。
- 笑顔が微妙に硬くなる(一見 いつもの笑顔のようでも"目の奥"が笑っていない)
- 後ろ姿が寂しそう
- 彼氏からの連絡が減ってくる・何日も連絡が来ないときがある
- 優しさのキレがなくなる・優しい言動が少なくなる
- 急に、いつも以上に優しくなる
...などなど。
3番(彼氏からの連絡が減ってくる・何日も連絡が来ないときがある)について。
彼女からの連絡であれば"愛情表現"とも思えてまだ救いがありますが、自分から連絡をとっておいて、ワガママを言われたり愛情のない態度をとられるのは、もう"うんざり"な気持ちになっています。とりわけ、彼女の愛情表現不足に不満を持っている場合は、(しばらくこちらから連絡しないと、彼女から連絡が来ることはあるのかな?...)と、相手の気持ちを試したくなってしまうほど追い詰められています。
4番(優しさのキレがなくなる・優しい言動が少なくなる)について。
頭(思考)では引き続き「優しくしよう」と考えていますが、心(感情)がついてきていない状態です。なので、優しさの"頻度"や"態度"にどことなく"ブレ"のようなものが生じてしまいます。
5番(急に、いつも以上に優しくなる)について。
1番〜4番までの前兆をすべて見逃して、彼女の態度がまったく変わらないまま時が経つと、まるで"最後通告"かのように、極端に優しい行動をとる瞬間があります。あからさまな優しさを見せることで、(彼女の中にあるかもしれない愛情を呼び覚ましたい)という願いと、(もう、これで彼女の笑顔は見納めだ...)という"あきらめの気持ち"が 入り混じった行動です。

心(感情)の中に反発が生じているのに、頭(思考)では、それでもなお彼女を大切にしようと考えているからです。できることなら、彼女に(ワガママをやめて欲しい・愛情表現をして欲しい...)と願っているからです。
「2.優しい男が別れを意識するとき」でも触れましたが、ワガママをやめて欲しいことや愛情表現が欲しいことを、優しい彼氏は決して口に出しません。仮に言ったとして、それで彼女が直してくれたとしても、それは単に「言われたから直してくれただけ」であって、それは"本物の愛情"ではないと思えるからです。
また、1〜5番の兆候に気がついたからといって、「どうして目の奥が笑ってないの?」とか「どうして連絡をくれない日が続いたの?」などと質問しても意味がありません。最悪の場合、その質問が"引き金"になって一気に別れ話へと進んでしまう危険すらあります。
あわてて理由を問い詰めるよりも、けっして無償の愛の持ち主ではない"本当の彼"をもっと知ろうと努力しつつ、キチンと愛情表現をしたり、ワガママや自分勝手をほどほどにするよう心がける方が、何百倍も良い結果をもたらすはずです。