優しい男が別れを意識するとき 〜優しい男に振られる女〜
ここでは、前章でお話しした「これだけはやってはいけない」項目について、優しい男性がどのような心理で心が冷めてしまったり、別れを決意していくのか掘り下げていこうと思います。優しい男性とつき合っている彼女が、「絶対にやってはいけないこと」を2つ、「ほどほどにしなければいけないこと」を3つ紹介します。
優しい男が別れを意識するとき
主に、以下のようなときに、優しい男性は別れを意識するようになります。
連絡や誘いはいつも彼の方から。デートプランも全て彼まかせで常に待ちの姿勢 。

にもかかわらず、彼女が何の積極性も見せずに、何から何まで彼まかせにしていると...
(この子は本当に俺のことが好きなのだろうか? もしかしたら、誘われるから"仕方なく"つき合ってくれているだけなんじゃないだろうか?)
...と不安になってしまいます。
とはいえ、優しい男性は「俺のこと本当に好きなの?」と質問したり、不安な気持ちを表情に出したりすることはありません。というのも、仮に「俺のこと好き?」と質問したところで「好き」と返ってくるのは当たり前だし、うっかり表情に出して愛情表現を欲しがっているのがバレたとしても、彼女が愛情表現を返してくれるのは目に見えているので、本当に好きである証拠にはならないと考えているからです。
優しい彼氏が、一度でもこういう気持ちを抱いてしまったら、もはやほとんど手遅れです。こうなってしまってからでは、"言葉で"どんなに愛情を伝えても無意味であり、"態度や行動で"よほど強力な愛情表現をしない限り、彼に信じてもらうことはできません。だから、常日頃からシッカリと愛情表現をし続ける習慣を持つことが大切なのです。
彼からの誘いや提案を断った前後のフォローの言葉がない、または不充分。

「1.優しい男に振られる女」でもお話ししましたが、「自分がして欲しいことは、相手にも積極的に行ない、して欲しくないことは、相手にも絶対にしない。」と心に決めているので、彼女に拒絶されたショックに加えて、(自分は彼女がイヤがるような要求をしてしまった...)という罪悪感・自己嫌悪感に苛まれ〔さいなまれ〕てしまうのです。また...
(もしかしたら、これで彼女に嫌われてしまうかもしれない...。)
...という不安と、
(まさか、たった一度でそこまではないだろう...。)
...という期待が彼の頭の中でぐるぐる回り始めます。
この、ほんのわずかに芽生えた"嫌われてしまうかもしれない危機感"に対して、彼女のフォローが無かったり、不充分だったりすると、その小さな危機感はいつまでも彼の心の中に居つづけてしまいます。そして、この小さな危機感は、長い時間をかけてゆっくりと彼女への不信感へと繋がっていくのです。
自分の話ばかりで、彼の話はロクに聞かない。
あんまり自分の話ばかりだと(俺にはあまり興味がないんじゃないだろうか?)と思ってしまいます。単に話の聞き役として利用しているだけで(別に相手は俺じゃなくても良いんじゃないだろうか...?)と考えてしまいます。
外出するときの服装が無頓着過ぎる。
外出時の服装が無頓着過ぎるのは"良い面"と"悪い面"があります。良い面は(自分に完全に心を許してくれている)と思えることです。悪い面は(周りの人に対して、一緒に歩いている俺の立場を考えていないんじゃないか...?)と感じてしまう点です。
彼の友達や家族を大切にしない。彼の友達や家族を陰で悪く言う。
これは単純な話です。優しい男性は、自分の恋人だけでなく友達や家族のことも大切にしています。大切にしているものを悪く言われれば、誰でもイヤな気持ちになります。これは"ありのままの自分を受け入れて欲しい"という思いが強すぎる女性に多く見られる傾向です。確かに、ありのままのお互いを受け入れ合える関係は、理想的と言えば理想的ですが、その大前提として、お互いを思いやる気持ちが無ければ、ただのワガママ・自分勝手です。彼氏が優しい男性の場合、彼女の側はこの大前提をついつい忘れてしまうのです。
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