恋人づくりの設計図(男性向け♂)
〜楽しくゆかいに進めよう♪〜
〜心のブレーキの外し方から恋愛成就の究極奥義まで。ただ一人の相思相愛の恋人を獲得するための恋愛指南の設計図!〜
著者:木ノ下涼
電子書籍〔上巻〕:¥1,240-
電子書籍〔下巻〕:¥1,240-
(※紙の本はただいま準備中です。)

とりわけ一度も女性とつき合ったことがない男性(=恋愛未経験の男性)は、なかなか恋愛に向けた第一歩を踏み出すことができません。仮に、勇気を振り絞って好きな女性に告白しても、あっさりとフラれてしまう可能性が高いでしょう。そんな無謀な特攻作戦に打って出ても、得られる成果は微々たるものです。
どうせ玉砕するならもっと大きな成果を掴みたい...「いやっ、どうせなら告白を成功させてつき合いたい!」と思うのであれば、告白する前にやっておかなければならないことがあります。
それは...自分自身をとりあえず恋愛可能な状態にしておくことです。これはけっして難しいことではありません。そして、偶然の出会いを運命の出会いに変換する技術を身に着けたり、あなたにピッタリの女性を選び取る選別目を獲得することです。要するに、ちゃんと事前準備をした上で、段階を踏んで設計図通りに組み立てれば(行動すれば)、誰でもが理想の恋人をつくることが可能なのです。
かつては、心やさしく気が弱く、恋愛など完全にあきらめていた著者の実体験から得た知識を体系的にまとめた本書の特徴は、自分の魅力を高めて着実に「モテる男への変身」を遂げながら、最終的な目標として「唯一無二の心から愛し合える恋人をつくること」を掲げている点です。読者のレベルや女性のタイプなどお構いなしに「どんな女性も簡単に口説けるテクニック」などと称して、実際にはほどんど使えない一般的な恋愛マニュアル本とは一線を画した内容になっております。
それでは、本書の概略を順を追ってご説明いたします。
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恋愛未経験者にも役に立つマニュアル本の不在
巷にあふれる「恋愛マニュアル本」の多くが、とりわけ恋愛未経験者にとって全く役に立たない原因は、読者を「著者と同等のレベル(=ただ知識がないだけで、同等のポテンシャルを持っている)」だろう...と決めつけて書いてしまっていることです。そこで私は、自分が恋愛未経験者だった頃や恋愛初心者だった頃を思い出しながら、未経験者でも始められる恋愛指南書を書きたいと思ったのです... -
心のブレーキになっているものを探し出して、1つ1つ外していく
恋人が欲しいと思っているのに何も動き出せない人には、無意識の中で何らかの「心のブレーキ」がかかってしまっています。まずは、自分の心にかかっているブレーキの正体を知ることから始めて、それらを一つ一つ外していかなければ何も始まりません... -
小さな成功体験よりも大きな成功体験
巷ではよく「小さな成功体験を積み重ねていくと良い」と言われます。なぜかと言えば、いきなり大きな目標を立ててしまうと途中で挫折してしまうから...という話です。 ですが、私はちょっと違う考え方を持っています... -
安心感を与えるテクニック
女性が恋愛相手に求めているものは「安心感」と「意外性(トキメキ)」です。この2つのうち、どちらかと言えば、決め手になるのは意外性(トキメキ)の方だったりもするのですが、それ以前に、安心感がなければ女性が近づいてくることはありません... -
トキメキ(意外性)を感じさせるテクニック
女性が恋愛相手に求めているものは「安心感」と「意外性(トキメキ)」です。安心感については、日常生活の中で少しだけ意識して心がけるなど、比較的ハードルは低いかもしれません。ですが、意外性(トキメキ)を獲得するためにはもう少し高いハードルを越えなければいけません... -
恋愛未経験者のジレンマ
心のブレーキを外し、自信を得て、安心感やトキメキを与えるテクニックなど女性心理について学んだところで、さあ実践!...と行きたいところですが、ちょっと待ってください。最後にもう一つだけ「やらなければならないこと」ことがあります。いわば「恋愛未経験者のジレンマ」とも言える問題が、あと一つだけ残って... -
著者紹介
恋愛未経験者にも役に立つマニュアル本の不在
そこで木ノ下涼氏(著者)は、自分が恋愛未経験者だった頃や恋愛初心者だった頃を思い出しながら、未経験者でも始められる恋愛指南書を書きたいと思ったのです。
また、恋愛未経験者が一から恋愛を始めようとすれば、当然リスクをともないますが、そのリスクを最小限にとどめるにはどうすれば良いのかについても考慮しようと考えました。
たとえば、巷にあふれる恋愛マニュアル本に「女性と二人でレストランに行ったときは、〇〇や△△をすると良い」といった内容が書かれていたとします。しかし、これは恋愛未経験者にとって全く使えないテクニックです。なぜなら...そもそもそんな状況になることがないからです。女性と二人でレストランに行く...なんて状況は、恋愛未経験者にはほとんど縁がないことだからです。
その前にまず、その状況まで持っていく方法を教えて欲しいんです。○○は△△の前に、女性と二人でレストランに行く方法を教えて欲しいんです。ですが、多くの恋愛マニュアル本では、この大事な部分が省略されてしまっているわけです。
たとえば、いつも自宅と会社(学校)の往復のみの生活を送っていて、なかなかその日常から抜け出す機会も気力もなく、マレにチャンスっぽい出来事があっても、そういう時に限って体が動かず、いつも当たり前のようにチャンスを見送るだけ...という人だったり...。
たとえば、とにかく自分に自信がなくて、だから半分あきらめていて、だけど、どこかであきらめ切れない部分があって、いつもモンモンとしている人だったり...。
正直、あきらめ切れないのは仕方がないと思います。だって、恋愛=男女の交流は生物としての本能なのですから。せっかく性別のある生き物として生まれてきて、異性と交流を持ち、交わることで幸福感や快感を得る能力が備わっているのに、それらが全く得られないというのは非常にもったいないと思うし、とてもあきらめ切れるようなことではないと思うんです。
これは「ナンパテクニックのマニュアル本」についても同じことが言えます。
「ナンパの声のかけ方」や「相手の心を引き寄せるフレーズ」や「ナンパに引っかかりやすい女性のタイプ」などを教えてくれる前に、「ナンパをする勇気の出し方」を教えて欲しいんです。「失敗して傷ついたときの立ち直り方」を教えて欲しいんです。でなければ「(本当にあるんだったら)絶対に失敗しないナンパテクニック」を教えて欲しいんです。
(もちろん、そこまでなれたら万々歳かもしれませんが...)
とりあえずは一人、そして、最終的には「真剣につき合える恋人が一人いれば充分」と思っている人が大半なんじゃないかと思うんです。
(かつての木ノ下涼氏もそうだったようです。)
つまり、恋愛未経験の非モテ男子たちに今必要なものは、いきなり超モテモテ男に変身できる魔法のテクニックじゃないんです。(=そんなものは存在しませんし...)
とりあえず、単調な日常の中にチャンスを見出す力と、そのチャンスをモノにする力なんじゃないかと思うんです。
- 不必要なもの = どんな女性でも、好きなときに好きなだけ口説き落とせる万能テクニックや、いきなり超モテモテ男に変身できる魔法の技術(=そんなものは存在しません。)
- 必要なもの = チャンスを見出す力とチャンスをモノにする力(=実際、これだけあれば充分なんです。)
単調な日常の中でその気力すらない人にはチャンスをモノにする力が欠けています。自分に自信がない人にはチャンスを見出す力とチャンスをモノにする力の両方が足りていません。
だから木ノ下涼氏は、そんな人にこそ読んで欲しいマニュアル本を書いたんです。そして、将来的には、全ての男女が(充実した)恋愛ができる世の中にしたいと思っているのです。
『恋人づくりの設計図』では、そんな著者の実体験をもとに、完全非リア充の状態から満ち足りたリア充になるためのポイントを数多くまとめてあります。
心のブレーキになっているものを探し出して、1つ1つ外していく。
・なぜ動けないのか?
・なぜ始められないのか?
・なぜやる気が起きないのか?
中には、自分自身の心のブレーキにうすうす気づいている人もいるかもしれません。ただ、分かっていてなぜ外そうとしないのでしょうか?...
もしかしたら、あえて心のブレーキを外さないことで手に入れている何かがあるのかもしれません。でなければ、本当の心のブレーキは、もっと別のところにあるのかもしれません。
人間は、その他の動物と違いある程度未来を予測して行動することができます。これは、
生物の長い歴史の中で、人類が生存競争を生き抜くために獲得した能力であり、人類の繁栄には欠かせない極めて「有為な能力」でもあります。ですが、この能力が逆に心のブレーキの原因になってしまうこともあるのです。
以前『俺はまだ本気を出していないだけ』というドラマがありましたね。
私は見ていませんが(笑)、タイトルがとても印象的だったので良く覚えています。長い間恋愛から遠ざかっている人(または、これまで一度も恋愛経験のない人)の中には、まさしくこのタイトルのような気持ちの人もいるのではないでしょうか。
そしてきっと「俺はまだ本気を出していないだけ」なんて思っている人は、今のままでは永遠に本気を出すことができないんじゃないでしょうか。なぜなら、本気を出していないのは自分の意思ではないからです。心のブレーキがかかっているのはあくまでも無意識の中であって、心のブレーキを本人が自覚していない可能性があるからです。
自分の心にブレーキをかけてしまっているモノは何なのか?
...ここにキチンと向き合わない限り、まだまだずっと本気を出せない状況は続いてしまうでしょう。また、いざ本気を出そうと思っても、どうしてもモチベーションが上がらない...という状態でもあるはずです。
恋人が欲しいと思っているのに、何も動き出せない人にかかっている心のブレーキには、例えば、以下のようなものがあります。
- お金がない(収入が低い)
- 忙しくて時間がない
- ビジュアルに自信がない
- 人に言えない趣味がある
- 部屋が汚くて誰も連れてこられない
- 過去の失恋のトラウマ
- いい人から脱出できない
- そもそも自信がない
- フラれるのが恐い
- などなど…
これら心のブレーキのうち「フラれるのが恐い」だけは持っていてもO.Kです。これだけは、完全に拭い去るのは不可能だからです。ただし、その他の心のブレーキはすべて外して下さい。そして、さらに基本的な準備を整えることで、フラれるのが恐いハードルを限りなく下げることが可能になります。乗り越えるのはそれからで良いのです。
小さな成功体験よりも大きな成功体験
ですが、木ノ下涼氏(著者)は少し違う考え方を持っています。「小さな成功体験で良い」と言う人は、結果によって得られる自信にしか着目していません。そこには、大きな成功体験を得ようとするときに必要な自律心(自分で自分をコントロールする力)を持つことによって得られる効果は含まれていません。
逆を言えば、最初から大きな成功体験を得ようとすれば、どうしても確固とした自律心が必要になってきます。つまり、大きな成功体験を得ようとすることで「自分自身をコントロールできる」という自信も同時に獲得できるわけです。
大きな成功体験によって得られる自信は以下のようになります。
- 目標を達成したことによる自信。
- 自分の意志で自分自身をコントロールできたことへの自信。
小さな成功体験だけでは、上記の1番の自信しか得ることができません。しかも、そんな小さな成功体験ですら失敗してしまったら立ち直ることもできなくなります。
逆に、大きな成功体験を狙って、それを得ることができれば1番と2番両方の自信を獲得することができます。また、たとえ大きな成功体験を狙って失敗しても、努力した過程で2番の自信だけは獲得することができます。(1番についても、「まあ、目標が大き過ぎたかな?」と思えるので、さほど自信を失うこともありません。)
つまり、この「自分で自分をコントロールできる」という自信を得ることができるのであれば、あまり結果にこだわる必要もなくなるのです。言い換えれば「成功しようが失敗しようが関係ない」ということになります。つまり「大きな成功体験に向けて本気でチャレンジするだけで良い」ということです。
本気で取り組む以上、努力・忍耐・勇気など自分をコントロールするための自律心が必要になりますが、前出の心のブレーキさえ外れていれば、パワーが開放されて誰にでもできるようになります。そして、この自律心を発揮すること自体が、充分な自信をもたらしてくれるのです。
意を決して「大きな成功体験」にチャレンジして、たとえ結果がかんばしくなかったとしても、それまでに一生懸命に努力した(=自律心を発揮して自分自身をコントロールした)実感があれば、それだけでも充分に自信を獲得することが可能だということです。
そして、こうして得た自信は、モテ期を引き寄せる要素として機能し始めるのです。
安心感を与えるテクニック
女性が恋愛相手に求めているものは安心感と意外性(トキメキ)です。この2つのうち、どちらかと言えば意外性(トキメキ)の方が重要だったりもするのですが、それ以前に安心感がなければ女性が近づいてくることはありませんし、信頼されることもありません。
そのためにも、ここでは「安心感を与えるテクニック」についてお話ししていこうと思います。
それは...
- 笑顔
- 聞き上手
- スキを見せる
...です。
ここでは、これら3つのうち「聞き上手」についてお話しします。
ひと言で聞き上手と言っても、相手の話を「ただ聞いていれば良い」というものではありません。単なる受け身ではなく、積極的受け身ともいうべき態度で聞く必要があります。
ポイントは以下の通りです。
- 相手(相手の話す雰囲気)に興味を持つ
- リアクション(あいづち・うなずきなど)は大きく
- 共感する
- 相手の話をさえぎらない
- 質問する
- 全否定しない
- 話を終了させるときは、感想を伝える
たとえば、目の前の女性がブランド物のバッグの話を始めたとします。男性であるあなたは、どのようなスタンスで聞けば良いでしょうか? 女性用のブランド物に興味を持つ男性はほとんどいないと思います。できれば離脱したいところですが、ここはあえて話につき合うことにします。
1.相手(相手の話す雰囲気)に興味を持つ
熱心に話す相手の表情や身振り・手振りなど、相手の雰囲気を見るつもりで臨みます。それだけで、意外と楽しむことができます。2.リアクション(あいづち・うなずきなど)は大きく
あいづちやうなずきなどのリアクションは意識的に大きくしましょう。ただし、不自然にならないよう気をつけなければいけません。3.共感する
(頭の中で)何か自分が好きな別のモノに置き換えて「その気持ち分かるなぁ〜」とか「欲しくなっちゃうんだよねぇ〜」などの言葉を挟みます。そして、ときどき相手の言葉を復唱したりします。「そう、ロゴの部分が良いんだよ!」とか「そうなんだぁ〜デザインが素敵なんだね〜」などなど。 また、復唱するときの別バージョンとして、相手が言った言葉をそのままいじらずに、独り言のようにつぶやくという方法もあります。4.相手の話をさえぎらない
中途半端に話し上手な人の中には、相手の話から連想した自分の話に話題をスリ換えようとする人がいます。ですが、ここはグッとこらえて、相手の話が一段落つくまで我慢します。5.質問する
「どんなところが好きなの?」とか「どのくらい好きなの?」など、仮に興味がなくても、相手がより熱心に話し出しそうな質問をします。他にも、話の筋道が分からなくなった部分や、少しだけ興味を惹かれた部分があれば、何でも良いので質問してみます。たとえトンチンカンな質問になってしまったとしても、「ちゃんと聞いているよ」というメッセージを伝える効果はあります。6.全否定しない
話の内容が、受け入れられないものであったり、自分が全くの逆意見を持っている場合もあるでしょう。そういう場合は、とりあえず相手の話をすべて聞き終わったあとで、「○○についてはぼくも同感だね。ただ、△△についてはちょっと違うかな...」とか「気持ちはよーく分かるよ、だけど俺はこう思う...」とか「話の内容は分かりました。ただ私の場合はこうかな...」といった感じで、一度、相手の話に同意したうえで、続けて自分の意見を述べるようにします。7.話を終了させるときは、感想を伝える
女性に限らず人は、自分の好きな話となると、時間を忘れていつまでも延々と話し続ける傾向があります。さすがに長時間になると非常にキビシイ状況に追い込まれてしまいます。そんなときは、なんとか区切りのいいタイミングを見つけて「じゃあ、俺はそろそろ...」と切り出します。そして「ブランド物のバッグがそんなに奥が深いなんて、知らなかったよ。」とか「君の好きな話を聞けて楽しかった。」など、相手の話から得たモノや相手の話に対する感想を述べて離脱します。...聞き上手になるテクニックの基本的な説明は以上です。
トキメキ(意外性)を感じさせるテクニック
女性が恋愛相手に求めているものは安心感と意外性(トキメキ)です。安心感については、日常生活の中で少しだけ意識して心がけるなど比較的ハードルは低いかもしれませんが、意外性(トキメキ)を獲得するためにはもう少し高いハードルを越えなければいけません。
一般的に、女性は安心感を求める気持ちが強いため、毎日
同じルーチンをくり返すような日々を過ごそうとします。気まぐれに変わったことをしてしまうと(危険な目に合うかもしれない...)と考えるからです。
こうして、多くの女性たちは安穏とした日常を手に入れますが、しばらくすると今度は、自ら望んでいたはずの安穏とした日常が変化のない単調な日々に思えて退屈し始めます。
女性たちは恋愛に対して非日常を期待しているので、恋愛対象の男性には退屈とは反対のもの=トキメキ(意外性)を求めるようになるのです。
- 安心感を求めて「安穏とした日常」を獲得する。
↓ - 安穏とした日常が「変化のない単調な日々」に思えて退屈になる。
↓ - 恋愛に対して「退屈とは反対のもの=意外性(トキメキ)」を求めるようになる。
女性にとっての恋愛対象の男性とは、いわば退屈をまぎらわせてくれる玩具であり、女性にとっての結婚対象の男性とは安心感を与えてくれる生活の糧(カテ)である...とも言えるわけです。
そこそこ性格が良くてさほど見られない容姿でもないのに、女性に全くモテない男性に欠けているのは意外性(トキメキ)です。現時点で意外性(トキメキ)のカケラもない男性が、これから意外性(トキメキ)を獲得するために必要な基本的な考え方は...
- 自分の個性(キャラクター)を知り、それ以外の要素を獲得して実行する。
...です。
ここで注意しなければいけないのは、本人の主観ではないということです。希望的観測で判断してはいけません。あくまでも客観的に把握しなければいけません。 「周りの人がどう思おうと自分はこうだ!」...なんて思いは関係ありません。
次に、周囲が自分に抱いているイメージを裏切るには、どうすれば良いか考えます。
(※この「裏切り」こそが意外性の正体です。)
たとえば、普段は何でもテキトウな男性が、急に真剣になったり、細かいところにまで気を配ってみたり...普段はガリ勉・仕事人間と思われている真面目な男性が、いきなりかわいい動物の話をしてみたり、意外とスポーツマンだったり...などなど。
ただし、ここでも注意しなければいけないことがあります。
意外性の部分は、それまでのイメージよりも好感度の高いものでなくてはいけません。また、意外性を見せるタイミングも重要になってきます。見せても無駄なタイミングで乱発してしまい、それが当たり前になってしまえば、肝心な時に意外性の効果が半減してしまいます。
私がいつも「いい人がツンデレの真似をしても逆効果だ。」と言っているのは、ソコソコ好印象の「いい人」から「ツン」に移行するときに、それまでのイメージよりも好感度が低い状態になって、逆に相手を失望させてしまうからなのです。
恋愛未経験者のジレンマを断つ!
最後にもう一つだけやらなければならないことことがあります。
いわば恋愛未経験者のジレンマとも言える問題が、あと一つだけ残っているのです。このジレンマに対して事前にキチンと対応してから実践に臨まなければ、まだまだたたの無謀な特攻作戦になってしまう可能性があります。
「恋愛未経験者のジレンマ」とは何かと言うと、たとえば、好きな女性に告白しようと思って...
- プランを立てて告白すると上手くいかない。
- ノープランで告白しようとすると何もできない。
...という結果になってしまうことです。
プランを立てて告白すると上手くいかないのは、緊張でガチガチになってしまうのが原因です。あなたの緊張感がシッカリと相手に伝わって、切羽詰まった余裕のない雰囲気から「極めて魅力が低い男」または「生理的に無理な男」に成り下がってしまうのです。
ガチガチになるのを回避するために、あえて何も考えず、その場の勢い(ノープラン)で告白しようとすると、直前で怖気づいてしまって結局は何もできません。ノープランで告白するためには瞬発力が必要であり、その瞬発力は経験と習慣から生まれるものだからです。
つまり、シッカリとプランを立てようと、ノープランで臨もうと、どちらも往々にして上手くいかないのです。
恋愛未経験者の場合はとにかく、このプランを立てて実行するときのプレッシャーを、出来る限り軽減してあげなければいけないのです。
■ 著者紹介
木ノ下涼 ( kinoshita ryo )恋愛研究家。山梨大学工学部を卒業後、ラポール(親密な関係)をベースにしたコミュニケーション術を学びながら、建設業・内装業・営業職・塾の講師・PG(プログラマー)・SE(システムエンジニア)など数々の職歴をもつ。
生まれつき「チビ(現在=152cm)・老け顔・引っ込み思案」の三重苦により残念な少年時代を過ごすも、まったく役に立たなかった恋愛マニュアル本を捨てて、何度も失敗をくり返しながら手探りで「恋愛」に挑んでいく。そして、数年後には「恋愛上手・合コンマスター・(プロ級の)ナンパ師」への大変身に成功した経緯をもつ。延べ300人を超える恋愛経験やナンパ経験、その他、友人・知人等の恋愛事情を分析し、独自の恋愛理論を展開。
著書に、恋愛経験がなくて最初の一歩も踏み出せなかった青年の成長を描いた指南書的恋愛小説『蜜柑寮〜キミを奪う天使とボクを救う悪魔〜』や、自身の実体験を元に、チビ・老け顔・引っ込み思案で劣等感の塊だった男の自己改造計画を描いた『改造人間リアルアイドル』、恋愛未経験者の心のブレーキを外して、ただ一人の相思相愛の恋人を獲得するための恋愛指南の設計図『恋人づくりの設計図』などがある。
また、子どもの頃から地球環境問題に関心を持つ。当初は「科学技術」で問題を解決しようと考えて大学は工学部に進学するが、人々は「幸福を感じている人しか環境に配慮した生活を選ばない(選べない)」ことに気づき、現在では、恋愛・人間関係の方面から多くの人々の幸福感を底上げすることで、地球環境問題解決の一助になればと考えている。