最近、世の中を騒がせているアンジャッシュ渡部さんの不倫騒動ですが、テレビを見ていてちょっと気になるのが、コメンテーターや一般の人たちへのインタビューの中で、ときどき「爽やかな好青年」という言葉が聞かれることです。
果たして…(”青年”なのか”中年”なのかはともかく)彼から「爽やかな好青年」という印象を受けるだろうか?
最近、世の中を騒がせているアンジャッシュ渡部さんの不倫騒動ですが、テレビを見ていてちょっと気になるのが、コメンテーターや一般の人たちへのインタビューの中で、ときどき「爽やかな好青年」という言葉が聞かれることです。
果たして…(”青年”なのか”中年”なのかはともかく)彼から「爽やかな好青年」という印象を受けるだろうか?
少なくても、私が抱いていた彼の印象では、けっしてそういう感じではなかったんですけどね。少なくても、渡部さんには「爽やか」というイメージはあまり感じないんですよ。(みなさんはどう思いますか?)
これって、何なんですかね?
もしかしたら、男女で「爽やかな好青年」という言葉に対するイメージが違うんでしょうか? でも、男性のコメンテーターからもそう言われていたような気もするし、もしかしたら、”好印象を持つ男性”に対する言葉が他に見つからずに、安易に「爽やかな好青年」という言葉を当てはめてしまったのかもしれませんね。
さて、前回は「アンジャッシュ渡部健さんは、なぜ、あのような不倫をしたのか?」について考察しました。結論としては、彼は、自分にメリットがあるかどうかで人を判断し、「ステイタスを重視する」タイプの男性であるということ。また、妻である佐々木希さんと不倫相手の女性たちとでは、その思い(気持ち)において雲泥の差があり、あの不倫はすべて「浮気」とは考えていなかったのではないかということです。また、仕事もプライベートも順風満帆で、彼にとっての「サービス精神」が変な方向にエスカレートしてしまったのではないか、ということでした。
そして今回は、「そもそも、アンジャッシュ渡部健さんは、なぜ、あんなに女性にモテるのか?」について考察していきたいと思います。
■ そもそも、アンジャッシュ渡部健さんは、なぜ、あんなに女性にモテるのか?
私は、常日頃から、世の中の全ての「モテる男性」に共通する最大のモテ要素は「自信」と「余裕」の2つであると考えています。
ここでは、自信や余裕のある男性がなぜモテるのか、理由についての説明は省かせていただきます。詳しく知りたい方は、私が運営するホームページ『little riffle(リトルリフル)』チビ・デブ・ハゲ・ブサイクなど容姿がさえない男のための3つのモテる秘訣(モテる男とモテない男を左右するもの)をご覧ください。
アンジャッシュ渡部さんは、「自信」に関しては、パッと見ではちょっと分かりにくいです。とはいえ、けっして”自信がない”ようには見えませんし、何か強烈なコンプレックスをを持っているようにも見えません。まあ、自信に関しては年相応といった感じでしょうか。
ですが、パッと見でも充分に「余裕」は感じさせます。47歳という年齢を考えても、それなりの余裕があるのは不思議なことではありませんが、年相応以上の余裕を感じさせます。それでいて若々しい雰囲気もありますので、女性からの好感度において、もはや最強と言わざる負えません。
では、彼の「余裕」は、いったいどこから来ているのでしょうか? 私は、渡部さんが身にまとう「余裕」の原因を、以下のように分析しています。
①.理想が高い…妻に佐々木希さんを選んだことからも、簡単に想像がつくと思います。彼にとって、世の中の女性は(恋愛対象としては)圏外の人が多いため、日頃、女性の前で緊張しなければならない場面が少なく、いつもリラックスしていられるのではないでしょうか。
②.他人をあまり信用していない…基本的に他人との間に「心理的な距離」を置いているように感じます。これが、比較的「敬語」を多用することにつながっているのではないでしょうか。そして、その敬語が「紳士的=謙虚な男性」という印象につながり、ガツガツしていない感じも合わさって、「余裕のある男性」という印象を強めているのだと思われます。
(自信に関してあまりピンとこない理由は、もしかしたらこういった面…つまり「他人を信用していない=自分も信用していない=自信がない」ところから来ているのではないかと思います。)
③.トーク力が巧み…ある意味、芸人なので当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、豊富な語彙力があり、いろいろな言い回しを臨機応変に引き出すことができます。彼が読書家だという話は聞いたことはありませんが(読書家の人は、おしゃべりな人であれ、無口な人であれ、一般的に豊富な語彙力を持っている人が多い)、もしかするとナンパ経験の豊富さによるものかもしれません。
実は、この巧みなトーク力によって、渡部さんは「心理的な距離を隠すための高等テクニック」を使っています。本人が自覚しているかどうかは分かりませんが、さまざまなシーンで起こりゆく”感情の変化”を、顔の表情ではなく「言葉でストレートに」表現することが多いんです。こうすることで、ある意味、本当であれウソであれ、相手の感情に寄り添う感情だけをピックアップして伝えることができるんです。
たとえば、相手が悲しい話をしているときに、「それは悲しいなぁ~、俺だったら一週間はふさぎ込んじゃうよ~。」と言いつつ、顔はさほど悲しそうな表情になっていなかったり、相手が腹が立った話をしているときに、「それは頭にくるな、今度そいつを呼んでこいよ、ひと言ビシッと言ってやるよ!」と言いつつ、顔はけっこう普通顔だったりします。
顔の表情がともなわないのは、実は、心理的な距離があるからですが、相手の感情に同意する言葉が巧みなので、キチンと寄り添ってもらえているような錯覚をしてしまうのです。その結果、相手の気持ちを察することができる心の広い人(=余裕のある人)という評価になっていくのです。
④.有名人である…特に説明の必要はないと思いますが、有名人=ステイタスが高い、ということは、それ自体が相手に余裕を感じさせる要素になります。
ということで、アンジャッシュ渡部さんの持つ「余裕」の雰囲気について考察してみました。余裕がある人は他人から好かれ、余裕がない人は他人からあまり好かれません。彼の最大の魅力は、かなりハイレベルな「余裕のある雰囲気」と、それを引き立たせる「巧みなトーク力」にあるのではないかと推察できます。
■ それでもまだ、モテ過ぎだと思うのですが…
ただですね、それでもまだ、ちょっと腑に落ちない点があるんです。それは…
世の中には、彼と同じように「ハイレベルな余裕」を感じさせ、かつ「巧みなトーク力」を持つ男性は、かなりの割合で存在していると思うのですが、それにしてもアンジャッシュ渡部さんはモテ過ぎなんじゃないか?
…ということです。
もちろん、有名人でもあり、かつ、テレビ番組等でも「感情を言葉で伝える高等テクニック」を使っている点はかなりのアドバンテージになっているわけですが、それでもまだ”モテ過ぎ”だと言わざる負えないと思うのです。
ここで、かつての私の友人であるHくんの話をしたいと思います。
今回の不倫騒動で、以前、私の友人で、アンジャッシュ渡部さんにとても良く似た雰囲気を持つ男性がいたのを思い出しました。
「雰囲気」という曖昧な言葉を使って申し訳ないのですが、私にもハッキリとは分からないんです。話し方なのか、話す内容なのか、立ち居振る舞いなのか分からないのですが、なんとなく、テレビで見るアンジャッシュ渡部さんに、彼は良く似たような雰囲気を持っていました。(ちなみに、顔や声はぜんぜん似ていません。)
彼(Hくん)も渡部さんと同様に「ハイレベルな余裕」「巧みなトーク力」「感情を言葉で伝える高等テクニック」の全てを兼ね備えていました。また、学歴も高く、有名な一流企業に勤めていました。将来のこととか恋愛についても、けっこう深い内容で語り合える友人だったのですが、彼も、異常に女性からモテていたのです。
Hくんは、S子さんという女性に片思いしていました。(写真を見せてもらったけれど超美人でした。)にもかかわらず、A子さん・B子さん・C子さん・D子さんという4人のセフレがいたんです。中でもA子さんは一番のお気に入りらしく、「SEXがとても上手いんだよな~。そこそこ可愛いし…。」と言っていました。B子~D子さんについては、「向こうから誘ってくるんだから仕方がない。断るのも悪いしさぁ…。」と言っていました。
要するに、片想いとはいえ本命の女性(S子さん)がいるにも関わらず、4人もセフレががいたということです。とはいえ、彼はナンパをするわけでもないし、合コンだってあまり積極的に参加しようとはしませんでした。ただ、どういうわけか、彼は、行く先々でラッキーな”据え膳”が置かれていることが多く、せっかくの”据え膳”は、ありがたく、美味しく、必ずいただいてしまう…といった感じでした。(自分から積極的に動かなければ、ロクに彼女もできなかった私からすればうらやましい限りです。)
Hくんと恋愛の話をするときは、いつもA子さんの話題になることが多く、本命のS子さんの話題はあまり出てきませんでした。あるとき、私は「S子さんが無理そうなら、A子さんとつき合っちゃえば?」と言ったことがありました。すると彼は「いや。SEXは気持ちいいし、顔も可愛いけど、本気でつき合う対象じゃない。」と言っていました。(これって、まさしく、渡部さんが、佐々木希さん以外の女性に対して思っていそうな言葉ですよね?)
Hくんと出会って4年目ぐらいのことです。とうとう彼は、意を決して本命のS子さんに告白しました。(そうなんです。Hくんは少なくても4年以上ものあいだS子さんに片想いし続けていたんです!)
結果は…Hくんはフラれてしまいました。
S子さんは、何年もずっと彼氏がいなかった(←これ、超美人にはありがちなことなんです!)らしいのですが、半年ぐらい前にとうとう彼氏ができてしまったのです。
そのときのHくんの落ち込み様といったら、言葉では言い尽くせないほど凄かったのを覚えています。フラれた当日の夜中に私に電話をかけてきて、「俺、もうダメだよ~、この先、どうしたら良いか分からないよ…」などと言いながら泣き続けているのです。私は、それこそ朝になるまで彼の話を聞いてあげました。そして、翌日の夜も電話がかかってきて同じような感じ、さらにその次の日も同じ感じでした。結局、3日連続で夜に電話がかかってきて、そのあいだ彼は、失恋のショックで何も食べられない状況だったそうです。そして、4日目からプツリと電話が途絶え、1週間後ぐらいに再び電話がかかってきました。
どうやら、4日目に入院し、そのあいだ病院で点滴を受けていたようです。そして、6日目にようやく気持ちが落ち着いて、食事が喉を通るようになり、退院してから電話をかけてきたとのことでした。
ある意味、私は「スゴイ!」って思いました。失恋で入院するなんて、そうそう無いことだと思うのです。彼にとって、S子さんへの想いがどれだけ深かったのかって話です。私だって、これまでに数えきれないほどの失恋を経験してきたけれど、まず、食事が喉を通らなくなるようなことは一度もなかったし、せいぜい、失恋当日の夜は眠れないこともある、といった程度ですから。
Hくんといえば、A子さんやその他のセフレたちのイメージが強かったので、女性関係に関しては「だらしない遊び人」という印象が強かったのですが、S子さんの一件で完全に見直しました。それほどまでに一途なところがあったなんて、本当にビックリしました。
■ 致命的な欠点がない、ということ
Hくんは、特にイケメンというわけではありません。ごく普通の顔立ちです。身長だって170cmぐらいで、高身長というほどでもありません。また、女性に対して”ものすごく優しい”といったこともないし、まあ、強いて言えば(ちょっとトークが上手かな?)といった程度なのに、何故、あそこまでモテまくるのか…?
アンジャッシュ渡部さんの一件から、この1週間、「渡部さんやHくんが、なぜ、あそこまでモテるのか?」の謎について考え続けていました。そして、ふと、いつか読んだことがある、とある女性筆者が男性向けに書いた恋愛関連の記事を思い出したんです。
そこにはこう書かれていました…
「女性に嫌われる要素をすべて改善すれば、何か特筆すべき優れた点がなくても彼女ができる。」
…と。
アンジャッシュ渡部さんとHくんは、まさに、これに当てはまっているんじゃないかと考えたのです。「ハイレベルな余裕」「巧みなトーク力」「感情を言葉で伝える高等テクニック」「有名人(高学歴・有名な一流企業)」の他にもう一つ、二人に共通するのは「(女性から見て)嫌なところが一つも無い」ということだったんです。
たとえば、不潔な感じとか、ファッションセンスがダサいとか、話の内容や話し方が下品だとか、頑固なところがあったりとか…そういった(女性から見た)致命的な欠点が、どこを探しても、一つも見当たらないんです。
アンジャッシュ渡渡部さんで言えば、お笑い芸人なので、たとえば、女性を不愉快にさせる失言の一つや二つあってもおかしくなさそうです。ですが、彼は、常に丁寧に言葉を選んでいるようなところがあります。また、たとえウッカリ失言をしたとしても、その直後にちゃんと気づいて「ごめんなさい。」と素直な言葉で謝るようなところがあります。さらに、これから言うことが失言になるかもしれないと思えば、「ちょっと言い方が悪いかもしれないけど…」と、キチンと前置きをして予防線を張るようなところもあります。
やはり、それなんじゃないかと思いました。まず、ベースとして「致命的な欠点が一つもない」というのがあり、その上に「ハイレベルな余裕」「巧みなトーク力」「感情を言葉で伝える高等テクニック」、そして「有名人(高学歴・有名な一流企業)」が乗っかっている状態…これが、2人に共通する「究極のモテ要素」なんじゃないかと思うのです。
ちなみに、私(筆者)は残念ながらダメなんです。チビ(=身長152㎝)という最大の致命傷があるからです。身長ばっかりは改善するのは不可能なので、私の場合はどうしても、何かしら特筆すべき利点が必要なのです。
今回、アンジャッシュ渡部さんには「不倫」とか「多目的トイレ」といった悪いイメージが付いてしまいました。そう考えると、復活するためには「特筆すべき利点」、しかも、そうとうインパクトの強い利点が必要になってしまうでしょう。
彼にとって、本当の人生はこれからなのかもしれません。