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幸せになるにはどうすれば良いか分かりません...

 幸せになるにはどうすれば良いか分かりません。毎日毎日、自宅と会社の往復だけで、もう何年も幸せな気持ちや楽しい気持ちになった記憶がありません。仕事にやりがいを感じているわけでもなく、これといった趣味もありません。将来に向けた目標や夢もありません。どうすれば幸せになれますか? そもそも、幸せって何なのでしょうか?

(30代女性)

回答

 まずは"断捨離"をしましょう。部屋の中に使わないモノやいらないモノがあれば捨ててみましょう。頭と心がスッキリとクリアになります。

 次に"日記を書く習慣"をつけましょう。できればノートに手書きの方が良いです。日記と言っても必ずしも毎日書く必要はありません。かといって、あんまり間隔が開き過ぎてもいけません。
 書く内容は「朝起きて、ごはん食べて、夜寝た。」といったつまらないことを書くのではなく、最近あったことで印象に残った出来事について、自分の感想や自分の考えなどを交えて書きます。また、必ずしも実際にあったことでなければならないわけではなく、友人・知人にあった出来事でも良いし、世の中の出来事でも何でもかまいません。
 そして、ときどきは自分の「願望・欲求」や、逃げたいことや不満なんかについても書きましょう。このような日記を書くことで、頭の中にある自分の考えや、好きなことや嫌いなこと、やりたいことややりたくないことなどが整理されていきます

≪point.1≫
  1. 「断捨離」をする。断捨離をすると、頭と心がスッキリとクリアになる。
  2. 「日記を書く習慣」をつける。自分の感想や自分の考えなどを含めた日記を書くことで、頭の中にある考えや、好きなこと、嫌いなこと、やりたいこと、やりたくないことなどが整理されていく。

(でも...そんなことで本当に幸せになれるの?...)

 分かりません。ですが、とある哲学者は言っています。

「幸せは、幸せを追い求める人からは猛スピードで逃げていく。」

 そして、こうも言っています。

「幸せは、幸せのことなど忘れている人の近くに寄ってくる。」

 これまでの人生の中で「あの頃は幸せだったな〜。」と思える瞬間を思い出してみて下さい。きっと、幸せだった記憶は、子どもの頃や学生の頃に集中しているのではないかと思います。たとえば...

 私(回答者)にとっては、たとえば、小学校のとき、塾の帰りに友達といっしょに「あれがオリオン座!あれが北斗七星!」と星座を探しながら夜道を歩いていたときや、初恋の女の子と初めて言葉を交わしたとき、生まれて初めて彼女ができたとき、21歳の誕生日にあったサプライズな出来事...などなどです。

「資本主義社会(競争社会)の中で働くことは、人々から幸福感を奪うことである。」と、私は常々つねづね考えています。なぜなら、限りある経済的価値(=お金)を大勢で奪い合い、競争を延々えんえんとエスカレートさせることで成長していくのが資本主義社会(競争社会)だからです。技術が発達して、便利なモノが世の中に溢れていく原動力にはなるけれども、より良いモノは勝者しか手に入れることができません。

 競争すること自体は悪いことではありません。スポーツやゲームなどは競争がなければ、やる方も見る方もつまらないですしね。ですが、競争をお金の世界に持ち込んではいけません
 競争では、勝つ人が生まれれば、負ける人も必ず生まれます。衣・食・住を整えることができる最低限のお金さえあれば、本来、人は幸せになれるはずなのに、競争をすることによって、そのお金が勝者にかたより、敗者はその最低限のお金すら持つことができなくなってしまうのです。

 また、常に(次は自分が負けるんじゃないか?)と不安や危機感を抱きながら、次も勝つために努力と忍耐をひたすらエスカレートさせていかなければなりません。お金のために、他者よりも稼ぐために身を粉にして働き続ける...そんな社会が幸せであるはずがありません。


 話を元に戻します。
 いくつか思い出すことが出来ましたか?...子どもの頃や青春時代の幸せだった記憶を...。
 どれもこれも、けっして「幸せになろう。」なんて期待しながらやってたわけじゃありませんよね?...また、直接的には「お金の有無」なんか関係していなかったんじゃありませんか?(最低限のお金は必要だったかもしれませんが...)

 幸せのことなど忘れて、日々起こりゆくさまざまな出来事に触れていき、自分の頭の中や心の中がスッキリとクリアに整理されていれば、すぐ近くに何やら美しく楽し気な「幸せの種」が転がっていることに気が付けるのではないでしょうか。

 きっと、それが「幸せ」です。

≪point.2≫
  • 頭と心がスッキリしていて、自分の考えや感情がキチンと整理されていれば、すぐ近くにある「幸せの種」に気がつくことができる。

回答者:木ノ下涼