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ツンデレ男の見極め方
〜男って、絶対に浮気するじゃん...の真相 D〜

 ツンデレな男性は、多くの女性にとって非常に魅力的な男性像です。ですが、ツンデレ男の"ツン"は、シンプルに「自己中心性と傲慢ごうまんさ」または「自信のなさ」の現われであることが多く、他人の気持ちをかえりみない「社交性における精神的な未熟さ」の典型とも言えます。にもかかわらず、ツンデレ男特有の"意外性の魅力"に惑わされた女性たちは、それらの要素を「まっすぐな心」「隠された優しさ」「不器用さ」のような美化された言葉に置き換えてしまうのです。


ツンデレ男の見極め方

 ツンデレ男は、女性から見てとても魅力的な男性像です。ですが、考えてみて下さい。"デレ"のときはともかく、"ツン"のときの彼は「いったい何を考えているのだろうか?...」と...。

3.『ツンデレ男』〔●私が提言する"浮気をする男性の特徴"(つづき)〕

 ツンデレな男性は、タイプによって「自己中心的で傲慢ごうまんな性格自信のなさ社交性における精神的な未熟さ」のどれか1つ、もしくは2つ以上の要素が強調された形で形成されています。

 仕事やスポーツなど「利益や勝ち負け等」が重要な場面であればともかく、人と人とのプライベートな関わりや恋愛の場面でツンデレな態度をとる人間には注意が必要です。ツンデレ男が"ツン"の状態のときの言動は、明らかに社交性を無視しているからです。人間関係を円滑えんかつに進めようとする態度ではありません。ツンデレ男がそういう態度をとる理由(心理)には、以下のようなものが考えられます。

  • 他人への無関心。
  • 自分がいちばんエラい。(自分以外はすべてバカ。)
  • 嫌われてもかまない。
  • 自分を理解してくれる人とだけつき合いたい。
  • 女性にモテるためにわざとやっている。

「他人への無関心」について。

 百歩譲って、見ず知らずの人に対してであればまだ分かります。これから親交が深まる可能性がない相手であれば、その場限りの最低限の対応で充分なわけですから。ただ、見ず知らずの相手であればこそ、礼儀を大切にしたいところです。それが他者に対する思いやりだからです。
 他人に無関心であるということは、(自分は一人でも生きていける → 一人で生きていきたい → 他人と関わるのがイヤ → 他人と関わることへの不安と恐怖心)の現われだと考えられます。つまり、いっけん強気にも見える"ツン"な態度とはうらはらに、実は、心の中に「自信のなさ」が潜んでいるのです。

「自分がいちばんエラい(自分以外はすべてバカ)」について。

 根拠のある無しに関わらず、自分の能力を過大評価し、明らかに他人を見下しています。社交性において自分を"客観的にとらえる力"が著しく欠如しているとも言えます。また、自分が尊敬できる相手や利用できる相手に対しては、ツンな態度は控えようとします。つまり、この心理がはたらいているときの彼の頭の中にあるのは傲慢ごうまん打算の2つだけなのです。

「嫌われてもかまわない」について。

 いっけん、アドラー心理学の『嫌われる勇気』を彷彿ほうふつとさせる心理にも思えます。ですが、ツンデレ男のそれは、ただ単に(人間関係を良好にするために頑張る気はない、他人がイヤな気持ちになっても自分には関係ない...)といった「自己中心的でわがまま」な気持ちの現われに過ぎません。
(※アドラー心理学で語られる「嫌われる勇気」とは、たとえ相手に嫌われてしまったとしても、それが真に"相手のため"であれば、あえて厳しいことを言ってあげよう...といった感じのことです。"自分の保身"のために動くことはやめよう、といったことです。)

「自分を理解してくれる人とだけつき合いたい」について。

 まあ、誰もが似たような気持ちを多かれ少なかれ持っていますが、それで他人を不愉快な気持ちにさせるのはどうかと思います。普通の人は、そう思いながらも相手に対する配慮や敬意の気持ちを忘れずに人と接しているのですから、それができない(それをしない)というのは、シンプルに「ワガママ」もしくは「未熟者」であるとしか言いようがありません。

「女性にモテるためにわざとやっている」について。

 いい人(=最低限、他人に対する思いやりの心を持っている人)にとって、ツンデレの演技をするのは至難の技しなんのわざです。ですが、自己中心的な人(=他人への思いやりよりも、私利私欲を優先する心を持った人)にとっては、ツンデレの演技などワリと簡単に出来てしまいます。

ツンデレ男が持つ3つの要素
 このように、ツンデレ男の"ツン"には「自己中心性」や「傲慢ごうまんさ」や「自信のなさ」が潜んでいることが多く、他人の気持ちをかえりみない「社交性における精神的な未熟さ」の現われでもあるのです。

 にもかかわらず、ツンデレ男特有の"意外性の魅力"に惑わされた女性たちは、それらの要素を「まっすぐな心」「隠された優しさ」「不器用さ」のような"美化された言葉"に置き換えてしまうのです。

 ごく一般的な男性は、女性が思っているほど不器用ではありませんし、仮に「まっすぐな心」を持っているのであれば、わざわざ"ツン"な態度をとる必要もありません。また、本当は優しいのにその優しさを隠さなければならない事情なんて、漫画やドラマの世界ならともかく、現実の世界ではそうそうあるものではありません。(もちろん、絶対にないとは言い切れませんが。)

 それ以前に、社交性が欠如したまま何の改善もこころみようとしない時点で、極めて「意志が弱い(=自分をりっする能力が低い)」か、または「自己中心的(=社交性にあまり関心がない)」の表われとも言えます。

 これらのことからツンデレ男性は「浮気をする男性(浮気願望が強い男性)」であると断言できます。自己中心的な性格により、自分の欲望のまま行動することに何の疑問も抱いてませんし、他人を見下す傲慢ごうまんな性格により、浮気をして彼女を傷つけても罪悪感を抱くこともありません。せいぜい、とりあえずその場はあやまってなんとか取り繕うとりつくろう程度でしょう。そして、何の反省もなく嘘だけが上手くなり、次から次へと浮気をくり返していくのです。

  • ツンデレ男が"ツン"の状態のときの言動には、主に4つの心理が働いている。
  • 他人に無関心であるということは、他人と関わることへの不安や恐怖心の現われである。いっけん強気にも見える"ツン"な態度とはうらはらに、実は心の中に「自信のなさ」が潜んでいる。
  • 自分がいちばんエラい(自分以外はすべてバカ)と思う心理には「傲慢ごうまんさ」と「打算」が潜んでいる。また、自分を"客観的にとらえる力"が著しく欠如している。
  • 嫌われてもかまわないと思う心理は(人間関係を良好にするために頑張りたくはない、他人がイヤな気持ちになっても自分には関係ない...)といった「自己中心的でわがまま」な気持ちの現われである。
  • 多かれ少なかれ、自分を理解してくれる人とだけつき合いたいと思うのは誰でも同じだが、普通の人は、そう思いながらも相手に対して配慮や敬意の気持ちを持って接している。それができない(それをしない)のは、シンプルに「我がまま」もしくは「未熟者」であるとしか言いようがない。
  • ツンデレの演技が出来るのは、自己中心的な性格の持ち主だけである。

ツンデレ男の3タイプ

 ただし、ツンデレ男にもさまざまなタイプがあります。タイプによっては、必ずしも浮気をする男性(浮気願望が強い男性)とは限らない場合もあります。また、ツンデレ男である理由(ツンデレ男になった原因)についても考慮する必要があります。

 ここからは、以下の3つのタイプに分けて考えていきます。

  1. ケースバイケースで"ツン"と"デレ"を使い分ける男性
  2. みんなの前では"ツン"なのに、二人きりでは"デレ"になる男性
  3. 心に深い傷を負っていることが原因でツンデレ男になった場合

1.ケースバイケースで"ツン"と"デレ"を使い分ける男性

 いわゆる、恋愛ドラマや少女マンガなどに出てくる典型的なモテ男子です。普段は不愛想ぶあいそうで機嫌が悪そうでも、ふとした瞬間に急に優しくなる...というタイプです。これには、言葉使いは乱暴だけれど、行動自体は優しいタイプなども含まれます。

 このタイプの男性は最も危険です。仮に、本当は優しい男なのであれば、普段わざわざ"ツン"な態度をとる理由が分かりません。にもかかわらず、ツンデレ男の"意外性"に魅了された女性たちは「普段は素直になれないから」とか「不器用だから」などと解釈して、無駄に母性本能をくすぐられてしまうのです。

ケースバイケースで
 このタイプの男性は、そのほとんどの場合、シンプルに"ツン"の部分が彼の本性であり、(あっ、ちょっとやりすぎたか...)とか(死なれちゃあ寝ざめが悪いから、ここらでちょっと優しくしておくか...)とか(まだまだこの女は遊べるから...)といった気持ちで仕方なく"デレ"をやっています。

 "本当は優しい"どころか、せいぜい"鬼ではない"という程度です。また、計算高いツンデレ男などは、単に"メス"を手に入れるためのテクニックとしてツンデレを演じています

 このタイプの男性は、基本的に他人を見下しています。「自分以外の人間に、たいした価値はない」と認識しており、自分の恋人や世の中の女性に対して、一人の人間ではなく「メス・恋愛ゲームのコマ・性欲を満たすための道具」としか見ていません。恋愛ドラマや少女マンガの世界では分かりませんが、現実世界では、かなり高い確率で浮気をする男性(浮気願望が強い男性)と考えて間違いありません。

2.みんなの前では"ツン"なのに、二人きりでは"デレ"になる男性

 1番の「ケースバイケースで"ツン"と"デレ"を使い分ける男性」に比べればいくらかマシです。人がたくさんいるところでは委縮いしゅくしておとなしくなってしまうけれど、少人数(二人)であればリラックスできるのかもしれません。これはある意味「不器用である」とも言えます。(※本当に不器用というのはこういうことを言います。)とはいえ、"デレ"の部分がそのまま"本性"というわけではなく、まさしく"ツン・デレ"両方の側面を合わせ持つ"二面性がある男性"とも言えます。

みんなの前では
 このタイプの男性は、自信がない上に、社交性を獲得する努力もできない"精神的に未熟"な男性です。(※ただし、まだ中学生・高校生ぐらいであれば未成熟なのは当たり前なので、多目に見ても良いかもしれません。)

 たとえ精神的に未熟でも「魅力的ならO.K」という気持ちも分かります。むしろ、精神的に未熟であれば未熟であるほど、より強く母性本能をくすぐられてしまうかもしれません。まだ若いうちであれば、そういう恋愛を経験するのも"あり"だと思います。

 ですが、そういった恋愛はいつか卒業した方が良いでしょう。でなければ、あなたの人生は間違いなく苦労の絶えない人生になります。

 また、けっして人見知りではない(=人がたくさんいるところが苦手でない)にもかかわらず"自分にだけ優しい男性"を信用してはいけません。単に"口説くための作戦・テクニック"として優しくしているだけであり、女性を「恋愛ゲームのコマ」として見ている可能性があります。優しくしてくれるうちは良いかもしれませんが、飽きてしまえばアッサリと他の女性に乗り換えてしまうでしょう。

(作戦やテクニックの何が悪いの?...私のことが好きだから作戦やテクニックを使ってくれているってことでしょ?)

...といった意見もあるかと思いますが、そのために"他の人には優しくしない"というのが問題なんです。あなたに対する態度と他の人に対する態度のどちらが彼の本性なのか?...冷静に考えれば分かると思います。
 本当に優しい人間だったら、あなただけでなく、他の人に対しても優しい態度で接しているはずです。

 なので、みんなにも優しく、自分には"特に"優しいというのであれば大丈夫です。作戦でも何でもありません。シンプルに、あなたのことが大好きなだけです。

※ 男性が使うテクニックについてもっと知りたい方は『トキメキを与える優しさ 』もご覧ください。男性向けの記事ですが、参考になるかもしれません。

3.心に深い傷を負っていることが原因でツンデレ男になった場合

 心に深い傷を負って他人に心を閉ざした結果として"ツン"な性格になってしまった男性です。ただし、一度 心を許した相手には"デレ"な側面を見せることもあります。(恋愛ドラマや少女マンガなどに出てくるツンデレ男性は、大半がこの設定です。)

 このタイプのツンデレ男は、本当は優しい心を持っていると考えても良いでしょう。当然、一度 信じた相手を裏切るようなことはしないので、真剣な交際に発展すれば浮気をする可能性は限りなくゼロに近いと言えます。(逆を言えば、真剣交際ではない場合は"ドライな心のまま"たくさんの女性に手を出していく可能性もあります。ドラマなどでよくある展開です。)

 ツンデレ男のタイプの中では、最も浮気リスクが低い相手であることは確かですが、一つだけ注意点があります。それは...

一度つき合い始めたら、相手の心の傷がいやし終えるまでは、あなたの方から裏切るようなマネをしてはいけない。

...ということです。

心に深い傷を負っていることが原因でツンデレ男になったとつき合うときの注意点
 せっかく信頼し、心を許せる相手(=あなた)ができたというのに裏切られたりしたら、彼はもう二度と立ち直ることができなくなってしまうからです。
「思っていた人とは違ったから」とか「他に好きな人ができたから」といった安易な理由で、あなたの方から別れを切り出してはいけません。

(※思っていた人と違うなら、その違う部分も好きになるよう努力しなければいけません。それでも、どうしてもダメと言うのであれば仕方ありませんが、ちゃんと誠意も持った別れ方をしなければいけません。気まずいから、怖いからといって、逃げ出すようなマネをしてはいけません。)

 そういう意味では、つき合うときに相当の覚悟が必要な相手ともいえます。(このタイプのツンデレ男が登場する恋愛ドラマや少女マンガでは、この「覚悟」について深く描かれている作品が少ないのが残念です。)

 これは、あなたとの交際が真剣交際なのかどうかハッキリしない場合でも同じことが言えます。けっして"女心と秋の空"的な浮ついた理由で、あなたの方から別れを切り出してはいけません。たとえば、あなたの他に何人もの女性とつき合っているのが発覚した場合など「真剣交際ではないことが確定した場合のみ、あなたの方から別れを切り出すことができる」と心得て下さい。

  • ケースバイケースで"ツン"と"デレ"を使い分ける男性は最も危険である。シンプルに"ツン"の部分が彼の本性であり、"デレ"はときどき仕方なくやっている。女性のことを、一人の人間ではなく「メス・恋愛ゲームのコマ・性欲を満たすための道具」としか見ていない。
  • みんなの前では"ツン"なのに、二人きりでは"デレ"になる男性は、"ツン・デレ"両方の側面を合わせ持つ二面性がある。>社交性を獲得する努力もできない"精神的に未熟"な男性である。
  • けっして人見知りではないにもかかわらず"自分にだけ優しい男性"を信用してはいけない。単に"口説くための作戦・テクニック"として優しくしているだけであり、基本的に女性を「恋愛ゲームのコマ」として見ている可能性が高い。
  • 心に深い傷を負っていることが原因でツンデレ男になった場合は、本当は優しい心を持っていると考えても良い。浮気をする可能性は限りなくゼロに近い。ただし、一度つき合い始めたら、相手の心の傷が癒し終えるまでは、あなたの方がけっして裏切るようなことをしてはいけない。