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未完了を解消させる
蜜柑寮〜キミを奪う天使とボクを救う悪魔〜(本の紹介ページ)

「一歩踏み出そう」「頑張ってみよう」という気概きがい(モチベーション)を妨げているものの正体は「精神的エネルギーの低下」にあります。そして、精神的エネルギーを低下させている原因は「未完了」の蓄積ちくせきです。ここでは、未完了の正体と、その未完了を解消させるにはどうすれば良いのかについてお話しします。


未完了を解消させる

集中できないの図
 たとえば、部屋が散らかっていて勉強に集中できなかったり、トラブル続きで急ぎの用事が手につかない、なんてことは誰もが一度は経験していると思います。

 本当なら、勉強よりも先に部屋の片づけをした方が良いし、トラブルのことなどキレイさっぱり忘れて、急ぎの用事を速攻で片付けたいところです。ですが、どうしてそれが出来ないのかというと、部屋の片づけよりも勉強の方が大事だと思うからだったり、トラブルの中に深刻な問題が潜んでいるんじゃないかと考えてしまうからだったりします。

 実際のところ、部屋の片づけを先にやってスッキリした方が、その後の勉強がはかどって、トータル的に効率良く勉強を進めることができますし、深刻な問題というものは、とかくトラブルの中にこそ潜んでいるものだったりします。にもかかわらず、とにかく勉強を優先したり、トラブルへの対処よりも先に急ぎの用事を進めようするのは何故なのでしょうか?

 それは、部屋の片づけよりも勉強をする方がだと感じているからなんです。トラブルの中にそんな深刻な問題があるなんて考えたくもない・・・・・・・からなんです。つまり、勉強よりも部屋の片づけの方がやりたくないからであり、トラブルの中に潜む深刻な問題なんか知りたくもないからなんです。(※もちろん、人にもよりますし、ケースバイケースでもありますが...)

精神的エネルギーを低下させている原因
 このように、やらなければならない(できればやっておきたい)ことから目をそむけて、頭の片隅にいつまでも居座りつづけている雑念のことを「未完了」と言います。そして、この未完了が蓄積されると精神的なエネルギーをいちじるしく低下させて、集中力を奪うだけでなく「一歩踏み出そう」「頑張ってみよう」という気概きがい(モチベーション)をも失わせてしまうのです。

 これは恋愛についても同じことが言えます。たとえば、気になっている異性がいるにもかかわらず、何も行動を起こしていない場合などに当てはまります。

 何も行動を起こさない理由は、もちろん「フラれるのが怖いから」でしょうけど、怖いからと言って立ち止まっているだけでは何も始まらないだけでなく、未完了を蓄積させて精神的エネルギーの低下を招く原因にもなってしまいます。
 そうならないためには、まず「本当に好きなのかどうか?」を(自問自答して)確認するところから始めなければなりません。そして「本当に好き」と分かったら、次に「告白するのか? ― 告白しないのか?」を決めます。ここで「告白する」と決めたら、つづけて「今すぐ告白するのか? ― 今じゃなければ、いつ告白するのか?」「どこで、どのように告白するのか?」を決めていきます。何も行動を起こしていないということは、この「決める」という作業を、まだやっていないことを意味しています。

(※ちなみに、最初に「告白しない」と決めた場合であっても「片想いし続けるのか? ― 忘れるのか?」を決めておくだけで、少しぐらいは未完了の蓄積を抑えることができます。)

 では、どうして決めないのでしょうか?

 仮に「告白する ― ○月○日の放課後に ― 屋上に呼び出して」と決めたとします。そうすると、その日までずっとドキドキしていなければいけません。こういうときのドキドキはけっして心地良いものではありません。また、もしも土壇場どたんばになって恐くて告白を中止するようなことがあれば、自分の臆病おくびょうさにガッカリしてしまいます。だから決めないんです。

(※ちなみに「告白しない ― 片思いし続ける」と「告白しない ― 忘れてしまう」と決めた場合、厳密に言えば「本当に決めた」とは言い切れません。この先どうなるか分からないわけだし、できることなら他力本願を決め込んで、奇跡(偶然のチャンス)が起こるのを待ちたいと考えてしまうからです。)

 そして、そんなことをくり返すたびに精神的エネルギーを無駄に浪費しつづけてしまうのです。「一歩踏み出そう」「頑張ってみよう」と思うのであれば行動するしかありません。前に進むために、まずは「決める」ことが未完了を解消させる第一歩なのです。

≪ここまでのまとめ≫
  1. まず、相手を「好きなのかどうか?」をハッキリさせる。
  2. 好きと決まったら「告白するのか? ― あきらめるのか?」行動指針を決める。
  3. 告白すると決めたら「今すぐ告白するのか? ― 今じゃなければ、いつ告白するのか? ― どこでどのように告白するのか?」具体的な行動計画を立てる。

 こうすることで、とりあえず未完了が一つ解消されます「決める」こと自体が一つの完了でもあるからです。そして、精神的エネルギーが少しだけアップします。そして、この「未完了を解消させる作業」にはつづきがあります。

  1. 告白すると決めたその日になって、たとえ事態が悪化していたり、状況が変わっていたとしても、決めたことは100%確実に実行すること。

 これは、自分で自分にした自分との約束を守ることであり、一般的に言われる「(小さな)成功体験を積み重ねること」とは別のやり方で確固たる自信を身に着ける方法でもあるのです。(※詳しくはあとで説明します。)
 逆に、4番の段階で、もしも(勇気が無かった等の理由で)実行できなかった場合は、ますます自信を失うことになります。

 皆さんにも経験がありませんか?
 何か「やらなければいけないこと」があるにもかかわらず、多少リスクがあるために躊躇ちゅうちょしてしまうことが...そんなとき「よし!やろう!」と決めると、妙に気分が落ち着いたり晴れ晴れはればれすることが...でなくても「これが終わったらやろう!」「いついつになったら必ずやろう!」と決めるだけでも、少しだけ気分が落ち着いたり晴れやかになったりしませんか?
 そして、実際にやり終えた後は、本当に気分が爽快になりますよね?...好きな異性に告白する場合も、結局はこれと同じことなのです。

 著者である木ノ下涼氏は、高校生のときに「やると決めたことは何があっても必ずやる」という自分ルールを決めていました。
 気になる女の子ができたら、告白するのか、仲良くなるだけにとどめるのか、何もしないで忘れるのか、を即座そくざに決めて、告白するならいつするのか、どんな告白をするのか、仲良くなるためにいつ話しかけるのか、どんな話しかけ方をするのか...などなど、すぐに決めて、その計画を確実に実行するようにしていました。ちなみに(何もしないで忘れる)という選択肢を選ぶことはほとんどなかったそうです。
 万が一、直前で怖気おじけづいて実行できなかったり、状況が変わって計画を大幅に変更してしまったときは「敗北」と名付けて反省し、必ず反撃リベンジの計画を立て直して再チャレンジしていました。そして、再チャレンジのときは確実に実行することができました。 (※ちなみに、再々・・チャレンジにまで至るようなことはありませんでした。一度「敗北」したことで、不思議とモチベーションが数倍に跳ね上がるような感覚があったそうです。)

 ここで未完了についてまとめておこうと思います。

≪未完了とは?≫
「自分を変えたい」と思っていても、なかなか動き出せない最大の原因は「精神的エネルギーの低下」にあります。精神的エネルギーの低下を引き起こしている原因は、あらゆる物事に対する「未完了」です。未完了とは「やらなければいけないこと」や「やりたいこと」があるにもかかわらず「いつまでも行動指針を決めないまま、考えないようにしている」ことです。
≪未完了を解消する方法≫
  1. 自分の欲求を明確にする。言語化する。
  2. やるのかやらないのか(今すぐ)決める。
  3. やると決めたら「今すぐやるのか?」または「いつやるのか?」を決める。(自分と約束をする)
  4. いつやるのか決めたら、たとえ事態が悪化していたり、どんなに状況が変わっていたとしても、決めた日時に確実に実行する。(自分との約束を守る)
  5. 自分との約束を守ることを習慣化する。

絶対的な自信
 一般的に、自信をつけるためには「(小さな)成功体験」が必要と言われますが、自信をつける方法はそれだけではありません。 自分で決めたことイコール自分との約束を守ることでも充分に自信をつけることができます。
 また、自分との約束を守ることで得られる自信は、いつ・いかなるときにも揺るがない絶対的な自信になるのです。

 また、成功体験から得られる自信と違って、自分との約束を守ることで得られる自信は「自分の人生を自分で動かしている感覚」や「得体の知れない束縛から全面解放されるような感覚」をともないます。

 物語では「告白するか、告白しないか」が未完了の主題(メインテーマ)になっていますが、未完了の問題は恋愛に限ったことではありません。勉強でも仕事でも部屋の掃除でも何でも同じことが言えます。やるべきこと(やりたいこと)を明確にして「今すぐやるのか? ― いつやるのか?」を決めて、確実に実行に移すことが大切です

(いきなり恋愛問題で実践するのはハードルが高い)と思うのであれば、まずは部屋の掃除など「やろうと思えば簡単にできること」から始めると良いでしょう。たとえ小さなことでも「自分との約束」を守ることで、精神的エネルギーがパワーアップしていく感覚が得られるはずです。そして、それを習慣化しながら、少しずつリスクの高いことにチャレンジしていけばいいのです。

 小説『蜜柑寮〜キミを奪う天使とボクを救う悪魔〜』は、主人公が、未完了を解消させることで絶対的な自信を身につけて、初めての恋を成就させるまでの物語です。著者の実体験を元にストーリー化した小説なので、理屈であれこれと難しい説明を読むよりも、すんなりと心に入ってくるはずです。

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